話題のPentiumG3258をリテールクーラーのまま4.1GHzまでオーバークロックして、冷房の無い部屋で終日稼働・ひと夏問題なく安定動作しているのでご報告

カテゴリー:日々の生活 投稿日:

2015/8/9追記:現在、このページでご紹介しているB85マザーでクロックアップをした場合、Windows10がインストール出来ない(0xC1900101 – 0x20017 エラー)/定格に戻してインストールしても起動しなくなる(無限ループ)症状が出ています。Windows7や8.1でもMicrosoftが出しているパッチの適用状況によっては同様の症状がでるそうで、各種の掲示板スレッドなどを見ている限りではBIOS側での対応も難しいだろうとのこと。Microsoftによる対応もあまり望めないみたいです。トリッキーな方法(本ページの最後に記載)で回避できることが分かりましたがそれも今後どうなるかわかりません。残念ですが、Z87系/Z97系マザー以外でのオーバークロックはオススメしません。

今年7月の登場以降、自作PC愛好家の間で話題となっている、Pentiumの20周年アニバーサリーモデル「G3258」。

G3258外箱

実売価格7000円前後という低価格帯では久々の倍率ロックフリーCPUで、定格3.2GHzから4GHz台後半まで簡単にオーバークロックできるともっぱらの評判。

今や伝説のCeleron300A@450祭りを体験している身としては、それに匹敵するクロックアップが安価に試せると聞いて居ても立ってもいられなくなり・・・

もう長い間PCの自作をしていないので、「不要なこと」と半月は我慢していたのですが、結局7月下旬に秋葉原に寄った際にパーツを買い集めて、1台作ってしまいました。


さて、結論から言いますと、安価なB85マザー、貧弱な300W電源、CPU付属のリテールクーラーにリテール熱伝導シートというやる気の無い組み合わせでも、4.2GHzまでは、何の苦もなく正常動作※。
Prime95で半日以上最大負荷をかけても落ちない&OCCTによるストレステストでエラー無し。

シリコングリースの塗り直しすらせずに1.3倍/1GHzアップとは、実に素晴らしい!

4.2GHzへのクロックアップをCPUZで確認。

その後、念のため4.1GHzに落とした状態で、冷房の無い部屋でこの8月いっぱい毎日24時間稼働(モニタのみスリープ有り)させてみましたが、一度も落ちることなく、異常を感じることもなく、快適に使用できました。

真夏で大丈夫なのだからこれなら1年中大丈夫でしょう。噂通りの大幅クロックアップだけでなく、そのまま常用できる石のようで、まさにCeleron300Aの再来!

個体差もあると思いますが、最悪でもCPUクーラーを交換して高めにコア電圧をかければ、殻割りなどをせずともこれくらいのクロックは軽々と出せることでしょう。これはオススメです。

クロックアップ前後の使用感ですが、ノーマルより若干キビキビとしているかな、といったところ。まあ、PCの性能はCPUのクロック数だけじゃ決まらないですからね。違いが感じられるだけでも結構なことです。

ひとまずこちらのサイトを参考に、Windows8.1(64bit)で無理やりWindowsエクスペリエンスインデックスを取ってみましたので、3.2GHz時と、4.1GHz時の違いをご参考ください。

Windowsエクスペリエンスインデックスの値

以下、簡単ではありますが、今回のレシピをご紹介しておきます。

マシン構成

CPU

Intel Pentium Dual-Core G3258( haswell refresh )

上記商品です。

マザーボード

ASUS B85M-G (microATX)

B85チップセットながら、最新BIOSへのアップデートでクロックアップに対応する格安マザー。もっと安い対応マザーもあるのですが、microATXながらメモリ4枚刺しということでコチラを選択。なお、BIOSがVer.0904以前(14/1/17)の古いロットは、haswell refreshに対応していない(G3258では起動出来ない)ということなので、購入の際はお店に十分ご確認ください。

【送料無料】ASUSB85M-G

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価格:5,360円(税込、送料込)

メモリ

CFD W3U1600PS-4G (PC3-12800-4GBx2)

G3258はPC3-10600までの対応なので、PC3-12800はいらないわけですが、とりあえずお店に在庫がある最安の4GBメモリということでこちらを2枚購入。最安とはいえメーカー永久保証ということでひとまずは安心。

【送料無料】CFDW3U1600PS-4G (PC3-12800-4GBx2)

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HDD

自宅に転がっていた古いPCから500GB HDD(SATA)を抜き取って使用しました。

光学ドライブ

自宅に転がっていた古いPCからBD-ROM/DVDRWドライブを抜き取って使用しました。

グラフィックボード

ゲームなどはしないのでCPU内蔵グラフィックでよしとします。

マウス・キーボード・モニタ

自宅に転がっていた古いPCから(以下略)。

OS

ドナーとなったPCで使っていたWindows8を削除してWindows8.1update(64bit)をインストールし直しました。

ケース

KEIAN KTMH803(300W電源付・microATX)

パーツのドナーにしたPCがmicroBTXマザーだったため、今回はケースも新調。お店に売っていた中で一番小さくて安いmicroATXケースを選択しました。小さい分、光学ドライブ、HDD共に1基までと少々不自由ですが、(固定に工夫は必要なものの)SSDを追加できるだけのスペースはありそうです。

ケース内

各種設定

BIOSを最新のものにアップデートした上で、以下のように設定。

  1. CPU内部クロック倍率(CPU Core Ratio)を「共通倍率」(Synk All Cores)に設定。
  2. 「1-Core Ratio Limit」を「41」に設定。
  3. CPUコア電圧(CPU Core Vlotage Override)を「1.159V」に設定。

あとはデフォルトのままです。

BIOS設定1

BIOS設定2


以上、僕としては大絶賛のG3258ですが、定格を超えたクロックアップはメーカー保証外の改造ですし、CPUの寿命を縮める行為には違いありませんので、お試しの際はあくまで自己責任でお願いします。

まあ、たとえG3258定格でも、Core2Duo世代のマシンに比べれば使用感は劇的に軽いですし、後で上位のCPUに差し替えることもできますので、とりあえず安価に古いPCをリフレッシュしたい方にとって、G3258はかなり良い選択ではないかなと思います。


(2015/8/9追記)G3258+H81/B85/H87/H97マザーでWindows10を動かす方法

繰り返しお伝えしているように、G3258は、Z系以外のマザーとの組み合わせでオーバークロックした場合、「kb3064209」というパッチがあたったWindowsを動かすことが出来なくなりました。

Windows7や8や8.1なら、定格で起動した後このパッチを削除すれば良いのですが、OSにはじめから組み込まれてしまっているWindows10でそれは無理。当然、Windows7や8.1からのアップデートもOC状態では出来ません。

いきなりのお祭り終了に、世界中のユーザーが困り果てている中、誰かが C:\Windows\System32 内の、mcupdate_GenuineIntel.dll というDLLを削除すれば良いことを発見してくれました。

システムに保護されたDLLを削除して運用するのも気持ちが悪いものですが、現在のところこれがWindows10を動かす唯一の方法のようです。

手順

  1. 管理者権限でコマンドプロンプトを起動
  2. C:\Windows\System32 に移動(普通はデフォルトでカレントになっていると思いますが)
  3. takeown /f mcupdate_GenuineIntel.dll でファイル所有者をユーザーに変更
  4. エクスプローラー(IEではないので念のため)でこのファイルのプロパティを開き、Administratorsのアクセス権限をフルアクセスにする
  5. このファイルを削除するなり、.bakファイルなどにリネーム

参照:

この方法で対処しても今後どうなるかはわかりませんので、Windows10を入れるなら定格運用するのが、今のところはベストと言えるでしょう。

あるいは、実は1コアで動かす設定にすると問題なく動くので・・・いや、それでは定格にも劣るマシンになってしまいますね。忘れて下さい。

なんにせよ、これから組む方には、無理をせずZ87系をチョイスしていただくか、できればもう一世代後のCPUまで対応しているZ97系のマザーを購入することを強くオススメします。

※既に100系世代のマザーボードが登場しており、Z97系もだいぶ安くなりました。





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