Vブーストを3000回転から効かせる回路(コントローラー)の自作

カテゴリー:vmax, バイクと車, 改造, 日々の生活 投稿日:

(※注意:このエントリーに書かれた内容をご自分で試す場合は、あくまで自己責任でお願いします。万一間違った情報が混ざっていても、その結果バイクが壊れることになっても、僕は一切責任を負いません。)


昨年暮れにVMAX(旧)を購入してから早半年。すでに4000kmほど走っています。

オーバー1000ccの大トルクにもすっかり慣れてしまい、Vブーストの切り替わりまではなんだかダルさまで感じるようになってきました。

残念ながら、VMAXは吸排気系を多少カスタムしたところで、かかる費用に見合うほどのパワーアップはしないそうで・・・唯一誰もが絶賛するのが、Vブーストのフルタイム化です。

ハンドルにしがみつかないと振り落とされるほどの加速をするやら、ウイリーしながらホイールスピンするやら。ホントかよ??

バルブを全開固定にするだけなら簡単です。ひとまず試してみましょう。

  • イグニッションをオン。
  • Vブーストのサーボモーターがテスト作動(開く→閉じる)するので、開ききったところで、イグニッションをオフ。
  • 左ダミーダクトカバー内にあるVブーストコントロールユニットのカプラーを外す。

Vブーストコントロールユニットのカプラー。
これで開きっぱなしになります。

うーん、アイドリング~2000回転まではぶっ壊れたみたいに不安定。やっぱりキャブのセッティングをしないと、低速が使い物になりません。

でも、そこから上は確かにトルクが一回りも二回りも太った感じがします。ノーマルの2ストのようなピーキーさは無いものの、7000回転付近のパワーバンドがしっかり感じられるので、二段階ロケット的なテイストも一応残っている。

低速のセッティングさえ出れば、『フルタイム化=最強』は間違いないようです。

そして、3000回転からVブーストを効かせるコントローラーが良く売られているのにも納得。3000回転までノーマルなら、キャブをいじらなくても良いでしょうから。

もしかしたら回路図がどこかに落っこちているかも知れない。Web上の情報を漁ってみることに。


はい・・・割と簡単に見つかりました。VMAXオーナーの間では、結構有名なネタだったみたい。

  • 参考サイトその1: V-boostスイッチ(リンク切れ)
  • 参考サイトその2: TBoost (英語)

Vブーストコントロールユニットがエンジンの回転数を1つのシリンダーから拾っているところ、さらにもう1つのシリンダーから信号を引っ張ってきて通常より2倍回っているかのように勘違いさせることにより、6000~8000回転で動作するVブーストを、3000~4000回転で動作させるんだとか。

必要な部品はダイオード2本と抵抗1本だけ。材料費わずか数百円。こりゃすごい。さっそく僕も部品をそろえて試してみることにしました。


ちょっと雑ですが回路図はこちら。なお、僕のVMAX(89年型)は、90年以降のモデルと電装(配線色)が異なります。90年以降のモデルの方は、先のリンクをご参考ください。

3000回転Vブースト回路(前期電装用)

ダイオードは1A、50V以上のもの(100V以上推奨)。
抵抗は4.7kΩで、1/4W以上のもの(1/2W以上推奨)。
その辺のお店で買えるものでもないですが、電子部品としてはありふれたものなので、通販であれば簡単に入手できます。
今回は都内に行く用事のついでに秋葉原の電子部品屋さんで購入。
ケースやら配線やらは手元にあったものを適当に使用。
で、こんな感じに出来上がりました。

とりあえず絶縁できればよし。いずれ綺麗に作り直します。

いかにも不格好ですが、ダミーエアダクト内に納まればよし。

装着は、まずは4番シリンダー(90年以降は1番)のイグニッションコイルから配線を分岐。この信号で3000回転化するので、間にスイッチを入れておけばノーマルとの切り替えが可能になります。

前バンクのイグニッションコイルはエアクリの下付近。

参考までに、VMAXのシリンダーレイアウトは以下の順番になっています。プラグコードから辿っていけばコイルを間違えることはないでしょう。

vmaxのシリンダ配置

あとはコネクターに回路の配線を一本一本確かめながら接続。

別にきちんとしたカプラーを買わなくても、平型のギボシと分岐端子でなんとかなります。元の配線をぶった切る必要もありません。

vmax_5


インプレ

エンジンをかけた瞬間は、まあ、いつもの通り。普通にアイドリングします。

そして、アクセルをじわり開けると・・・おお!確かに3000回転付近からVブーストバルブがぐいぐい動く!!

走り出してみると、もう、まるで別のバイクみたい!
ウイリーしながら~とまではいかないけれど、どこから開けても羽根が生えたかのように軽々と加速します。

パーシャルになることが増える関係か、燃費も意外と変わりません(街乗り11km/L→10km/L、高速18km/L→17.5km/L)。千円を切る材料費でこのパフォーマンスアップは実に素晴らしい!!

エンジン、ミッション、デフ、タイヤ、いろんな部分に過大な負荷が掛かっているんでしょうが、一度このパワーを味わってしまうと、もう元には戻せません。

デフが壊れるのは痛いけど。


オマケ

折角なので、Vブーストを一切効かせない状態(≒国内仕様)でも走ってみました。やり方は簡単。Vブーストコントロールユニットのコネクターを外しっぱなしにするだけ。

これはこれで街乗りには十分なパワー。上までキッチリ回しても怖くないし、燃費も結構良くなるし(2km/Lほど)、長距離走っても全然疲れない。

愛車の寿命とお財布のことを考えるなら、断然こっちがオススメです。




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