携帯電話/スマートフォン用望遠レンズと日食メガネで、金環日食が手軽に撮影できるかもしれないというお話

カテゴリー:商品レビュー, 天文, 金環食 投稿日:

5月21日の金環日食まで残り2ヶ月。テレビや新聞のニュースで取り上げられる頻度は日に日に増え、僕が管理人を務めているこちらの金環食サイトもアクセス数は増加中。街へ買い物に出かければ日食グラスを当たり前のように見かけるようにもなり、「ああ待ちに待った日がいよいよやってくるんだな」と実感する今日この頃。きっと皆さんも今からわくわくしていることでしょう。

さて、今年に入った頃からでしょうか、GoogleやYahoo!で「金環日食」とキーワード検索をかけると「金環日食 撮影」という検索候補が出てくるようになりました。やはり世紀の天文ショー。自分のカメラに金色のリングを収めたい人が、かなり沢山いるんですね。

太陽を大きく鮮明に写したいなら、一眼レフカメラまたは一眼デジカメと600~1000mmクラス以上の超望遠レンズ、ND10,000~100,000クラスの特殊な減光フィルターが欲しいところですが・・・まあ、日食の様子が分かれば良いだけなら、そこまでの機材は必要ありません。

35mm判相当で100mm~200mm程度の中望遠レンズと、手ブレ防止用の三脚、あとは減光フィルター代わりの日食メガネさえあれば、画面の横幅1/40~1/20程度の大きさで太陽を撮影することができます。

一般的なコンパクトデジカメでも光学10倍望遠程度のレンズが付いていて露出補正ができる機種なら十分望みがあります。最近は10,000円も出せば光学18倍ズームのデジカメが買えちゃいますし、わざわざ高い機材を買わなくても工夫次第で何とかなるでしょう。

そもそも、50mm位のレンズでも丸いか欠けているかリングになっているかの違いくらいは分かるそうなので、携帯電話のカメラ+日食グラスだけでも欠けているか否か位の判別は出来るかもしれません。

とはいえ、なるべく安くて、初心者にも簡単で、画質もそこそこ満足できる手軽な撮影法がないものかと調べているうちに・・・ケータイ用の三脚台座付き望遠レンズなる存在を知ってしまいまして。回りくどくなりましたが今回の本題へ。


僕が今使っているケータイはauのIS04というスマートフォン。今回はIS04の兄弟機であるT-01Cへの装着例があったこちらの8倍望遠の製品を購入してみました。

携帯用8倍望遠レンズ

携帯用8倍望遠レンズ

こんな感じでIS04にアタッチメントをセット。望遠レンズ取り付け穴のセンターを、IS04のレンズのセンターに合わせます。

IS04にアタッチメントを装着

IS04にアタッチメントを装着

アタッチメントの先にレンズ(モノは小型の単眼鏡そのもの)をセット。途端に望遠レンズ付きデジカメらしくなりました。

アタッチメントに望遠ユニットを装着

アタッチメントに望遠ユニットを装着

ミニ三脚が付属しますがいかにも卓上用なので、今回は昔買ったSLIKのアルミ三脚を押し入れの奥から引っ張り出してきて装着。手持ちの日食メガネをフィルター代わりに早速太陽を撮ってみます。

三脚にセッティング・日食メガネをフィルターにして撮影開始!

三脚にセッティング・日食メガネをフィルターにして撮影開始!

この手の商品の構造上、どうしても周辺部には丸い枠が付いてしまいます。また、IS04とこの製品の組み合わせでは8倍にはならないようで、残念ながら5~6倍程度の倍率でした。それでも写りはご覧の通り。露出補正値マイナス3で、太陽の輪郭をとらえることに見事成功!35mm判換算で大体150mm~200mm弱といったところでしょうか。

小さいですが太陽の輪郭はハッキリ写りました!トリミングはしていません。

小さいですが太陽の輪郭はハッキリ写りました!トリミングはしていません。

画質はかなり落ちますが、デジタルズームを最大にするとここまで大きく写ります。有効画素数はズーム前と一緒な訳ですが、まあ、ピント合わせをするのにはちょうど良いでしょう。

デジタルズームをかけるとこれくらいの大きさ。こちらもトリミングはしていません。

デジタルズームをかけるとこれくらいの大きさ。こちらもトリミングはしていません。

太陽が細く欠けてきたときも露出が保てるのか若干の不安はあるものの・・・ちょっと撮ってみたいだけなら、これくらいでも十分じゃないかな?いかがでしょう?


この望遠レンズがIS04やT-01C以外の機種に適合するのか/どう写るのかは分かりませんが、amazonや楽天やYahoo!ショッピングで「携帯電話 望遠」とか「スマートフォン 望遠」とか「iphone 望遠」などと検索すれば、その手のアタッチメント式望遠レンズがいくらでも出てきます。日食メガネ代や三脚代を合わせても3,000~4,000円あれば何かしら一式そろえられるでしょう。駄目元で買うには微妙な額ではありますけど、試してみる価値はあるんじゃないかと思います。

うまく組み合わせれば、スマートフォンで日食を撮りながらそのまま3G回線でライブ配信、なんて夢のようなこともできるかもしれません。追尾は別途考えなきゃならないですけど。

もちろん、機種によっては全く写せない/装着すらできない製品もあるでしょうし、誤ってフィルターを通さず太陽を写したりするとカメラの故障は必至ですので、お試しの際はあくまで自己責任で。ピッタリ適合する製品を入手できたとしても、ある程度の練習と試行錯誤は必要だと思います。

なお、今回の撮影で使用したフィルターは安価な日食グラスでありながら定評あるアイソテックの太陽日食メガネです。他にも色々試してみましたが、アイソテックのような肉薄のフィルターほどシャープに写り、厚みのあるフィルターほどピントが合わなくなりました。

以上、どうぞご参考ください。




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