携帯電話用望遠レンズを加工して、天体望遠鏡用の携帯電話コリメート撮影アタッチメント付きアイピースを作ってみた

カテゴリー:DIY, 天文 投稿日:

タイトルのとおり。今日も自宅にてお仕事中、突然何かがひらめいてしまいまして、先日買った携帯電話用8倍望遠レンズを使い、携帯電話でコリメート撮影ができるアタッチメント付き正立アイピースを作ってみました。

まずは少々勿体ないですが、望遠レンズをアタッチメントから外し、ピントノブ付近で鏡筒を切断して(太いカッターでOK)、対物レンズを取り除きます。なお、対物レンズはしっかりアクロマートでした(焦点距離50mm程度)。そのうち何かに再利用しようと思います。

次に、35mmフィルムのパトローネケースが大体31.7mmアイピースと同じ径ですので、それを輪切りにします。接眼レンズとダハプリズムだけになった鏡筒にテープなどを巻いて、輪切りのケースにねじ込めば・・・あっという間に完成!ここまでの所要時間はわずか10分です。

あとは再度アタッチメントに装着して望遠鏡にセット。IS04+ミードのETX-70AT+日食グラスを使った簡易フィルター+三脚ホルダー&三脚という組み合わせで太陽を撮ってみました。

ちょっと中心から外れちゃいましたが、写りはこんな感じ。トリミングはしていません。アイピースの焦点距離はたぶん12~10mm程度じゃないかと思います(ETX-70への装着で倍率×30~35程度)。ちなみにETXへの通常取り付けなので鏡像です。

カメラ性能の限界、アイピースの精度不足、日食フィルターのにじみなどの影響からか、残念ながら黒点その他の細かな構造は写せませんでした(実は左上に大きな黒点が写っていますがとにかく淡い!)。ついでに風景も撮ってみましたが、やっぱり周辺部には無視できない程度の色収差&球面収差&糸巻収差がありました。

でもまあ、中心像はそこそこ良い感じですし、太陽をど真ん中に据えることができれば収差の影響が少ない範囲に収りそうなので、今回の金環食をUSTREAMやニコ動あたりで配信する分には十分すぎる画質なんじゃないかな?

ダハプリズムも外せばもう少しマシになるかもしれませんが、どうせアンドロイドアプリ+3G回線だとHD画質では送信できませんので、これ以上を望んでもあまり意味はないでしょう。

というわけで、思いがけず金環食のライブ配信ができる環境が整ってしまったので(鏡像だけど)、早々にその辺りのことを検討しなければならなくなってしまいました。
そのためにも、いま入り込んでいる案件がちゃんと早めに納められるよう、この週末~来月頭にかけてもうしばらくは、不眠不休で頑張ろうと思います。

→3G配信だと帯域制限に確実にひっかかるだろうということで、LAN環境に恵まれた場所で観測できる場合のみになりそうです。


(2012/5/6 追記)
日食前の最後の満月と言うことで、上記の組み合わせで月をちょっと撮影してみました。色収差が分からないよう白黒にしちゃいましたが、まあ、これぐらいの画質には写せるということで、どうぞご参考下さい。




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