我が青春を共に歩んだバイク達

カテゴリー:バイクと車, 軌跡 投稿日:

僕の長い趣味の一つにバイクがあります。レーサーを目指していたわけでも、峠を走り込んでいたわけでも無いのですが、「バイクの上でなら死ねる」とか本気で思う程、若い頃の僕はバイクで頭がいっぱいでした。まあ、その辺はバリ伝世代特有の悪しき症状ですね。気分はいつもGPレーサーで、マナーに外れた自己中心的な走り方をしていましたし。とにかく、雨の日も、雪の日も、いつでもバイクで走り回っていました。

さて、そんな大好きで堪らないバイクなのですが、実は3年以上継続して乗ったマシンが1台もありません。2013/1/20追記:現在乗っているVMAXがついに所有歴4年となりました。生来の飽きっぽい性格のせいか、乗り方が雑なせいか、酷いときには消耗品を換えるのが面倒なだけで手放してしまったこともあります。自ずと乗り継いできた台数も増えてしまい、レーサー含め、これまで16台21台ものバイクを所有してきたみたいです。

大抵中古で買っているので、お財布はそんなに傷めていないのですが、今考えるとあまりにも愛情に欠けていた気が…そうした過ちをもう繰り返さない為にも、これまで所有してきたバイク達を一通り振り返っておこうかと思います。

HONDA スーパーカブ50

原付免許を取って初めて買ったバイク。中学生の頃から、「人生初めての愛車はカブにしよう」とかいう密かな想いがあり、乗りだし十万円以内で買える中古が近所にあったのでサックリとゲット。意外とスピードが出ちゃうもので、60kmまで刻まれたメーターをそれほど苦もなく振り切っていました。おかげで、初めて切符を切られたのもこいつでしたが…。所有期間は1年弱。最後はバイク屋さんの下取りに。

SUZUKI TS50

カブに慣れてきたこともあり、ボチボチクラッチ付きにでも…と思っていたときにバイク屋さんの前で一目惚れした原付トレール車。50ccとは思えない大きな車体(後述するセローと同じぐらい)で、ロングツーリングも難なくこなしていました。最もロングなものでは、実家のある船橋市から富士山五合目まで往復してみたり。中免取得に伴い、最後は学校の先輩に貰われて行きました。所有期間は半年ほど。

YAMAHA FZR250R(3LN1)

学校の先輩に中免取得と同時に譲ってもらったレーサーレプリカ。所謂「走り屋」の先輩で、外装は激しくボロボロでしたが、機関は絶好調。さすがは楽器メーカー、レブリミット18500回転のF1サウンドは、今でも忘れられない凄艶の旋律です。レーサーレプリカとしては比較的楽なポジションで、日帰り下道1000kmのツーリングをこなしたこともあります(若かった)。最後は消耗品が一気に交換時期になり、金欠もあって友達にタダ同然で譲ってしまいました。所有期間8ヶ月ほど。1万キロぐらい走ったかも。

YAMAHA DT200R(3ET)

友達の友達がわずか3万円(!)で譲ってくれたトレール車。2スト車の割に低速トルクもモリモリで、発進・加速はいつもウィリー、停止時はジャックナイフというはしゃぎっぷりでした。船橋→稚内・宗谷岬→札幌まで0泊2日で移動したりとか、真冬の中央道をガス欠で6km以上押してみたりとか、このバイクとは実にいろんな思い出があります。乗り方次第でリッター5km~40kmの間で燃費が激しく変わったのも印象的でした。最後はバイク整備のお勉強用に完全に解体(というか破壊)。所有期間半年ほどで8千キロほどの走行。

YAMAHA ディバージョン400

バイク便をやっていた先輩からタダでもらったツアラー。当時既に7万キロぐらい走っており、次へのつなぎのつもりで車検が切れるまで3ヶ月ほど乗っていました。それでも乗り心地は最高で、ヤマハ空冷4発のサウンドもまずまず。歳をとったらこんなバイクが欲しいなぁと今でも思います。さすがに過走行だけあって満身創痍の状態でしたが、バイク屋さんの下取りで1万円ぐらいにはなりました。

YAMAHA TZR250後方排気(3MA1)

初めて膝スリを覚えたリアルレーサーレプリカ。住宅造成地やら工業団地やら峠やら、皮ツナギを着てあちこち出かけてはコケまくっていました。こいつとの出会いがなければ、大学の卒業が一年は早かったとマジで思います。「ヤマハ最大の失敗作」と、そのピーキーさは悪名高いものの、パワーバンドに入ってからの加速感とドライバビリティは快感そのもの。最後はエンジン焼き付きで廃車。所有期間1年ほどで、1万5千キロぐらい走行。いつかもう一度乗りたい生涯最高のバイクです。

YAMAHA セロー225(3RW1)

大学生活が予想以上に長期化してきたこともあり、ボチボチちゃんと稼ごうと思って、バイク便を始める為に購入したトレール車。まあ、何も言うことはありません。ジャンプも出来れば膝も擦れ、トロトロ走ってもダルくなく、おまけに燃費も極上という、ある意味究極のバイクです。スピード超過で一発免停になったのを切っ掛けにバイク便を辞め、その直後にクランク廻りが逝って廃車。所有期間1年ほど、2万キロぐらい走ったかも。

SUZUKI TS125R

セローを廃車した後は、大学卒業に本気で取り組んでいたこともあって、半年ぐらいバイクを断っていました。ところがある日「バイク屋に手付け金入れてやったから後はお好きに」とかいう悪友からの嬉しい電話が…。そんな成り行きで僕のところにやってきたトレール車です。まあ、さすがスズキ車。可はあれど不可は無くといった感じで、高い剛性感と、125ccとは思えないパワフルさが光る逸品でした。最後は大阪の友人宅まで遊びに行って、そのまま引き取って貰うことに。所有期間1年ほど、5千キロほどの走行。ちなみにこのバイクより後は、一度もタンデムしたことがありません。

HONDA NS-1改黄色ナンバー仕様

大学卒業を機にとある会社に正社員として就職。同時に実家を出ることにしたので、車を買うまでの繋ぎにスクーターでも…と思って個人売買で買った原付レーサーレプリカ。スクーターでは無いですが、メットインだしまあいいかな、と。最後はミニバイクサーキットでコーナーを曲がりきれないままタイヤバリアに刺さって大破。結局2ヶ月も乗りませんでした。ネットオークションにはまったきっかけのバイクでもあります。

KAWASAKI KX80(’90)

バイク仲間の間でモトクロス熱が高まったのを機に、一回ぐらい純粋なレーサーに乗ってみたいという気持ちもあって、思わず衝動買いしたモトクロッサー。いやあ速いのなんのって。70kgに満たない車体に20数馬力あるんだから、もうそれはもう空をカッ飛んでいく感じでした。自走の出来ないレーサーと言うことで、トランポ用にハイラックスのピックアップを購入。ところがその直後に広島に転勤になってしまい、結果、モトクロス遊びも全然しなくなり、半年ぐらいで売却してしまいました。

MORIWAKI MH80R(レーサー)

広島に行って数ヶ月は仕事と家の往復の毎日で、その憂さ晴らしに買ってしまったロードレーサー。NS-1のフレームにCR80(ホンダのモトクロスレーサー)のエンジンを積んだもので、華奢なマシンの癖に加速は250レプリカ並みのリトル・モンスターでした。帰郷したときのお遊び用にコツコツ整備…の筈だったんですが、結局はコースを一度も走らないうちに売却。KXの時もそうだったんですが、大家さんに迷惑がられちゃったんですよね、ナンバーの付いてないバイクを置いておくの。今思うと本当に惜しいことをしました。

SUZUKI TS125R

広島2年目の夏に、ヤフオクで近場の出物を発見。「これでしまなみ海道とか女の子とツーリングしちゃったら気持ちよいだろうなぁ」と思って購入しました。残念ながら、以前乗っていた機体に比べ状態がずっと悪く、走っている時間より整備している時間の方が多かった感じです。結局、冬になる前に処分してしまいました。

YAMAHA TZR250前方排気(1KT)

TSの具合が一向に良くならないので、ヤフオクで近場の人が出品していたものをゲット。ただ、引き取ってみると樹脂パーツの劣化があまりにも酷く…エンジンの調子もあまり宜しくない(キャブを掃除しても6速ふけ切らない)ので、1ヶ月ぐらいで処分してしまいました。ハンドリングの良さが神話になっている前方排気ですが、僕としては後方排気の方がコントローラブルだったかな。

HONDA NS50F改レーサー仕様

広島勤務の終了が正式に決まったこともあって、戻ってからのお遊び用に購入。サーキット走行に不要な部品は全部外して完全なSPレーサーに。初めてレースに出たのもこのバイクで、ヤフオクでジャンクなパーツを買いあさってはセッティングを試していました。意外と長く所有しており、どうやら2年半は乗っていたようです。Web屋をはじめるにあたって引っ越した際、置き場所が無くなって処分。

YAMAHA TY250R(レーサー)

仲間内でオフロード熱が高まった際、ついつい衝動買いしてしまったトライアルレーサー。ヤフオクでなんと3万円。2スト250ccでありながら、わずか16馬力という極低回転型エンジン。鬼のようなトルクと、わずか80kgの車体、どこまでもしなやかなサスペンションは、トレッキング最強。とはいえナンバー無しのレーサーである以上走れるところも限られ、本格トライアルをしたかった訳でもなかったので、NS50を手放すちょっと前に売却。所有期間数ヶ月。5~6回程度の走行でした。

HONDA VT250 SPADA

Web屋をはじめて2年目の冬。さすがにバイク禁断症状が出てきて、ヤフオクで1万数千キロの良品をゲット。永くバイク便の定番バイクだっただけあって、不満を探すのが大変なくらい。あえて純正外部品に交換したのは、ポジション関係と、リヤサスと、ブレーキホースだけでした。大変頑丈なバイクでしたが、3万キロ近くなってきたころ電装廻りにトラブルが出てきて面倒になって処分。1年半で1万キロちょっと走りました。

HONDA ジャイロキャノピー改ミニカー仕様

SPADAを手放した当時は車も手放しており、日常の足が全く無くなっていました。ただ、本の執筆の関係で仕事をセーブしていたこともあって、例え中古車でも車を買ってしまうのはちょっと不安…そこで、屋根が付いていてノーヘルで走れるこいつをゲットということに。スリーターってコーナーリング性能が意外と高く、直線でぶち抜かれたスクーターを、コーナーの度に追い詰めたりして遊んでいました。雨の日も快適で街乗りには理想的なコミューターだったのですが、キワモノなだけに周囲の視線が痛くて痛くて…ちょっと耐えきれなくなってしまい、冬になった頃リサイクル屋さんに貰われていきました。

YAMAHA セロー225(3RW1)

本の執筆も無事終わり、そろそろ車でも、と思ったときに、ヤフオクで激安の車両を発見。それが悪夢の始まりでした。見れば見るほど錆の塊で、エンジン内部も呆れるほどクタクタ。でも、昔手放したセローの反省から何とか復活させたく、足せば綺麗な車両が楽々買えただろうパーツ代と、延べ何日になるのか解らない時間をレストアに費やすことに。その甲斐あって、ベストコンディションになんとか復活したところで・・・VMAXの下取りとしてバイク屋さんに売却。このバイクのレストア&カスタムについてはまた別のエントリーで。

中国製50ccミニモト

バイク仲間が通販サイトで見つけてきたおもちゃのようなポケバイモトクロッサー。2万円程度で新車が買えるということで仲間4人でそれぞれ色違いを購入。リコイル式の自動遠心1速ミッションですが、空冷2ストということもあり、最高速40km/h程度と結構パワフル。ただし大人が乗るには窮屈で、ハンドルポストをかさ上げしたり、サスペンションを延長したりと色々工夫した結果・・・最終的にはぴょこんとジャンプできる位にはなりました。なかなか楽しいおもちゃだったのですが、細部の作りが非常に粗っぽく、仲間達の車両はチェーンが直ぐに外れる症状が出てきて半年程度で廃棄処分に。僕の車両もベストコンディションからはほど遠くなってきたところで、VMAXの下取りの一部としてバイク屋さんにもらわれて行きました。

YAMAHA VMAX(2LT ’89)

先のセローに2年ほど乗っている間に、何となく限定解除。一度はフラッグシップモデルに乗ってみようということで、偶然見つけたバイク屋さんで格安購入。20年選手の5万キロオーバーということもあって、ベストコンディションからはほど遠い状態ですが、それでもアクセルをちょっと開ければあっという間に法定速度+@。300km/hオーバーのSSがウヨウヨ走っている今日にあっても、0-100加速だけは十分モンスターなバイクです。ただ、とても貧弱な足回りに260kgの車体は、乗っているだけで本当にクタクタ。いつでも乗り換えてやると思いながら・・・日々のメンテナンスでどんどん調子が良くなり・・・結局4年10ヶ月、32,000kmという長いお付き合いとなりました。やはり、これ以上魅力あるバイクもそうそうないわけで、最初のビッグバイクとして最良の選択だったに違いありません。買った当初は免許や事故を心配していましたが、結局一度もキップを切られることはなく、事故も起こさず。VMAXに何か守られていたような気がしてなりません。最後はヤフオクに出品し、自動車関連のお仕事をしている方にもらわれて行きました。


YAMAHA TW200(2JL ’96)

VMAXで東北被災地をツーリングしてちょっと思うところがあり、帰ってすぐにフルノーマルの中古を見つけ衝動買い。フロントドラムの効きの悪さを覚悟していたものの・・・VMAXからの乗り換えであればそんなに酷くもなく。後ろから蹴りたくなるほどとも言われる非力さもそんなに致命的とも思えず。むしろ極太タイヤ&軽量ボディでVMAXよりコーナーリングが楽しい楽しい。ダートのグリップ力も驚くほどで、スピードさえ出さなければ林道ツーリングはセローより快適。どうやらこのバイクも長い付き合いになりそうです。TWはスカチューンや爆音マフラーが定番ですが、僕は極力オフロード志向で。なるべくノーマルのままで乗っていこうと思います。ちなみにこれでヤマハ車は10台目。うすうす気づいてはいましたが、僕は根っからのヤマハ党のようです。




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