「アクアライン探検隊」体験記

カテゴリー:日々の生活 投稿日:

もう一年近く前のお話ですが、昨年の夏(8月9日)、東京湾アクアラインの裏側を見学出来る「アクアライン探検隊」というイベントに参加してきました。

これはNEXCO東日本が自主開催しているイベントで例年8月に開催。海ほたるPAまで自力で行く必要はありますが見学料は無料。例年数十倍という狭き門で、毎年応募し続けて、ようやくの当選となりました。

どんなものが見られるのかと言いますと・・・まずは、アクアラインのトンネルの下にある長大な緊急避難通路。

アクアライントンネル下の避難通路

トンネルからの非常用脱出口。窓の向こうは通行車線。
トンネルからの避難口

脱出用滑り台。緊急時はこれを使ってトンネルから避難通路まで大勢の人数が迅速に降りることができるとのこと。
脱出用滑り台

アクアライン内部には、こんな施設が300mおきに66カ所も設置されています。途中の通路や階段その他の私設を入れるとまるで地下要塞。国家的プロジェクトの巨大建設物であることを肌で実感できます。
300mおきに66カ所ある。

地上に出てきてNEXCOのパトカーを見学。子供のみ運転席で各種スイッチを操作させてもらったり、サイレンを鳴らさせてもらったりしていました。
パトロールカーの説明。

アクアライン専用消防車。トンネル内が通行不能なときでも救助にあたれるように、先の写真にあったトンネル下の避難通路を走れるサイズになっているそうです。
アクアライン専用消防車。

海上自衛隊特務艦「はしだて」。自衛隊の艦船とはいっても武装はなく、災害時の救助拠点だったり、海外来賓の接待場所だったりに使われる特殊な船だそうです。
海上自衛隊特務艦「はしだて」

ブリッジ内部も見せてもらえました。
はしだてのブリッジ

その他にも夏休みらしく、海ほたるPA全体で子供向けのイベントをいろいろとやっていて、一緒に行った小学生の甥っ子も最後まで飽きずに楽しんでくれたようです。

集合から解散までは2時間程度。高さにして5~6階分の長い階段を登れるだけの体力があれば、子供でもお年寄りでもハイキング気分で参加出来ると思います(ただし、参加出来るのは小学校3年生以上)。

例年6月中旬になると受付が始まりますので、興味のある方はNEXCO東日本のプレスリリースページなどをこまめにチェックしてみてください。

» NEXCO東日本 関東支社のプレスリリースページ
» 昨年(平成24年度)の「アクアライン探検隊」のプレスリリース

ちなみに、僕が参加したのとは別に、海上保安庁の巡視艇で川崎人工島まで行ってから内部を見学出来るコースもあります。詳しくは以下の記事が良くまとめられていますので、ご参考のほど。

» 「海ほたるPA」でイベント、"アクアライン探検隊"や海保巡視艇の"乗船体験"(マイナビニュース)


なお、この「アクアライン探検隊」にはグループ全員(5人まで)の名前を記入して応募する必要があり、重複申込みで当選確率を上げることは出来ません。また譲渡・転売・購入も出来ません。

気長に申し込み続けるしかありませんが・・・ひとまず、当日は朝から夕方まで複数のコースがあり(昨年は12回)、例年そのうちの複数回に応募出来るようになっていますので、選択出来る全ての回にチェックを入れて申し込んでおいた方が確率が上がることだけは確かです(もちろん当選は1つのコースのみ)。

ただし、行けない人の名前で応募したり、行けない時間の回で申し込んだりするのは、絶対にやめてください。

僕は朝から3回目の比較的早い時間のコースに当選したのですが、見た感じ定員の7割ほどしか集まっておらず・・・係の方によると、やはり早い時間ほどドタキャンする人が多いらしいという、残念なお話。

昨年の倍率は27倍とのこと。他の人が行けるかもしれなかった枠を、自分のわがままで無駄にするのはやめましょう。迷惑ですし、勿体ないです。



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